最初に
こんにちは。
今回はトライアスロンの大会(オリンピックディスタンス)ルーティンを紹介したいと思います。
Contents
大会ルーティン


などなど、様々なアクシデントが普通に起きます。
(現場に着いたらパンクしてたとかありましたし、シートポストのネジがネジ切れたりとか、何故こんな時に限って!と言う事が色々起こります)
会場入りするのも慣れていないうちは早めに2〜3時間前に入り支度をしながらご飯食べたり、マーシャル(審判)やライフガードの方に挨拶をしながら情報収集すると思わぬ情報が得られたりします。
情報を掴むと言う事は大事で、その分だけ自分にアドバンテージが生まれ早めに行動出来たりレース中のアクシデントなどにも対応出来たりと恩恵が大きいと思います。
私が実際にライフガードさんに話して『聞いていて良かった』と思った話をします。

IRONMAN北海道の大会出場時

こちらは洞爺湖を泳ぐのですが、前日の定刻時間に泳いだ時に淡水なのに潮の流れがあるかのような何か違和感を感じたのでライフガードさんに挨拶しながらお話しを聞いてみました。
結局分かった事は湧水が下から所々と湧き上がるので、下から湧き出る水流が水面まで到達し、潮の流れのようなものを生み出している事を教えてもらいました。
コレを知っているか?知らないか?で泳いでいる最中、変な違和感にストレスを感じたりせず冷静な対処が出来ると言う事になります。
場合によっては一つの要因でパニックになる事もありますので事前のチェックは必要不可欠だと認識しております。

バイクチェックイン

こちらも閉鎖時間が比較的に早かったりしますので整備を終えましたら速やかにトランジションに設置し、合わせてサングラスやランシューなどもコンパクトに設置しましょう。
ちなみにトランジションに関しては隣との感覚が非常に狭いので接触して吹き飛ばされたり、足で蹴られたりしないよう考えて設置しましょう。
(なお、みんな急いでいるだけでワザと接触するわけでない)
個人的にヘルメット・サングラス・ゼッケンはハンドルに落下しないように設置。
ランシューをバイク下の前輪近くバイクシューズをその後ろに置き靴の中にジェルなどを入れておきます。
なぜかと言うとスイムアップから次の動作はウエットを脱いでバイクなので先に取るバイクシューズを手前に置いておく。
そして、そのシューズにジェルを仕込む事でその場で摂取する、またはポケットに入れると選択する事が出来ます。
バイク終了後にランですので近くに設置すると引っ掻き回す事もになる事が分かりますよね。
他、靴下、タオル、ドリンク等を設置する場合にも同じように考え設置しましょう。
選手登録・ナンバリング

こちらも遅くなると混雑し待たされ無駄な時間を要しますので早めに行います。
誓約書記入し渡しゼッケン、配布物などをもらいナンバリングをします。
コレが無いと参加出来ません。
会場入りしたら早めに行いましょう。
・トイレ こちらも時間が遅くなればなるほど混み合うので早めに済ませてしまいましょう。
つまり、レース前にも必然的に作業が多いのがトライアスロン 。
ここで焦って無駄な行動をしていたり、待たされるような行動をしてるだけで消耗してしまいます。
ですので慣れるまでは早めに行き、支度の手順を身につけましょう。
御自宅で実際に設置し練習する事をおススメします。
特にスイムアップ後は三半規管が揺れて思考停止している場合もあり、動けなくなる事もありますのでしっかり練習し、当日は座ってのんびり着替える位の余裕を持った方がおススメだと思います。
最初からゴリゴリにタイムを狙いに行くぜ〜! と言う方はしっかり練習しサクッと着替えて下さい。
(そもそも、そんな方はこのブログを読んでいないでしょう)
支度が整ったら

支度が整いウエットを着て、今度はスイムチェックイン、軽く泳ぎます。
各大会により時間が決まっていますので事前にチェックし、時間に合わせて行動出来るよう準備しておきましょう。
この際に軽くアップして一度心拍をあげておくと楽に泳げるようになります。
陸上と合わせて一度心拍を上げてスイッチを入れておきます。
このアップで体調チェックも行い、調子悪いな!とか泳いでなんかおかしい?と思ったら『やめる勇気も必要』です。
無理に出場しても怪我をするし場合によっては大事故に至るケースもありますので自己管理をしっかりして、ダメだと思ったら潔くやめる選択も必要だと思います。
私が実際に無理をして泳げず過呼吸でパニックになり危うく大事故をおこす寸前までいき、ライフガードさんに助けられた経験があります。
(その節はご迷惑をおかけしました)
気をつけてセルフチェックを行って下さい。

スタート前

スイムアップが終わればいよいよスタート間近です。
日ごろの練習の成果を出す!と張り切り過ぎず、気楽にゆっくりスタートしましょう。
特に最初のスイムはバトルに巻き込まれると無駄に疲労します。
初心者は一番後ろからエアホールが鳴り、前の選手が泳ぐのを待ち感覚を開けて後ろからついて行きましょう。
ゆーっくり大きなフォームで先ずは感覚をつかんでいきます。
そこそこの泳力(プール1500m・30分位)があればバトルなどでトラブった前方の選手にすぐ追いついてしまいます。
この際トラブった選手は急に立ち泳ぎをしたり平泳ぎをするので接触に注意してください。
(平泳ぎで横腹を強打されたりするとホント痛い)
上手くかわしながら自分より少しだけ早い選手を見つけその選手のコシ辺りに手が届くところに張り付きます。
真後ろは蹴られるのでおすすめしません。
こうすることで前方選手の水流を上手く利用でき負担を軽減することが出来ます。
ちなみに逆に張り付かれると重たくなりますので上手くラインを変えて対処しましょう。
ブイ回り方

続いてブイ回り。
ここでのバトルが一番起こりやすくまた、水流で引き寄せられますので無理に最短距離を目指すのでは無くブイの手前から大外回りするよう離脱して泳ぎ、かわしましょう。
巻き込まれず泳ぐと結果的に早く抜けられます。
力ずくで通り抜けたいチャレンジャーはご自由に最短でバトってください。
無事、スイムアップ。
おめでとうございます!!
トライアスロンの半分以上は終わったも同然です。
陸上に上がってしまえばどうにかなる物です。
そして陸上に上がった瞬間、何故か皆一様に笑顔になってしまいます。
息苦しさも感じるスイムからの解放・安心感からでしょうか?

バイク

今度はバイクに移ります。
ここらかはある意味、根性勝負。
ゴリゴリペダルを踏んでも消耗するだけですが、ノンビリいこうだとサイクリングになります。
それでもよいのですが、折角なのでチャレンジして走ってみましょう。
大体、抜きつ抜かれつし、同じレベルの人と拮抗します。
ここでは逆に「カーッと」アツくならないよう気をつけましょう。
(過去に私と同じバイクを乗った人がアツくなりすぎて明らかなコーナーミスでコースアウトしたのをみましたから)
気持ちは冷静沈着でカラダは一生懸命です。
ラン

さあバイクもおわり最後のランです。
トランジションで手持ちを補給し、ランに向かいます。
足取りは重く、もしかしたらガッチガチに固まっているかもしれません。
ペース配分に気をつけて、自分のカラダと向き合いながら淡々と走ります。
エイドでは、一口水分補給を心がけ、アツければ頭から水をかけて冷却します。
大体ここで思うのは「マジしんどい!!なんで高いお金払ってこんなキツいことやってんだ!!」
みたいな事などを考えながら走ってしまいます。
しぶとくしぶとく走り、最後のフィニッシュラインに到達すると嘘かのように喜びに満ちあふれることでしょう♪

フィニッシュ

「あーホントガンバった!!」
「自分はやりきった!!」
と興奮することでしょう。
苦しくも楽しいのがトライアスロン一度この達成感を味わってしまうと病みつきになるのがトライアスロン。
あなたもチャレンジを計画し、肉体改造をしてみてはいかがでしょうか?
トライアスロンの大会は基本的に「午前中」に行われる事が多く必然的に朝が早くなります。
前泊なら近隣のホテルからサッと会場入り。
場合によっては日帰りで3時起き、なんて事もあります。
どちらにしても「タイムマネジメント」をしっかりし逆算して睡眠をしっかりとりましょう。
寝不足で前日アルコールが残っていると(トライアスロンは酒好きが多い)大会中に脱水に陥ったり、気分が悪くなる事もしばしば。
ですのでハメを外すのは適当なところで抑えておきましょう。
また、トライアスロンはとにかく道具が多く、慣れない人が準備すると、その準備だけで時間はかかるし忘れ物はするし、いざ車に自転車を積載しようとしたら上手く入らない。。。