こんにちは。
今回はiDeCo・積み立てNISAについて解説していきます。
注意:株式投資にはリスクが伴い、元本割れや多大な損失もあります。自己責任でおこないましょう。
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iDeCo・積み立てNISAについて

投資を始めるのに最初に適しているのはiDeCoです。
マーケットが下がっているときに早く始めることが重要です。
目先のことはあまり気にする必要はないです。
少しでも早く、そして長く継続することが大切です。
- その中で最初に始めるのがiDeCo。
- 次に始めるのが積み立てNISAです。
iDeCo・積み立てNISAを始める理由は
金融庁が人生100年時代における資産形成を出しました。
金融庁が指摘していたことは、高齢者世帯の平均所得金額320万円くらいだと思いますが、欧米諸国より日本は低いとこが分かります。
日本の年金の所得代替率は58%くらいで世界の水準に達していません。
所得代替率とはそれまで働いていた人がリタイヤして、そのときに年金やパートやバイトでどのくらい所得水準が落ちるか、新しい生活水準を所得代替率と言います。
先ほど言った58%位しかなく、所得がガクンと下がってしまいます。
なので若い今のうちからコツコツ積み立てしておく必要があると言うことです。
このような指摘が金融庁からあったようです。
リタイヤ後の老後資金は
リタイヤ後の収入の中身をみてみると、日本はパートやバイトなどの労働比率がもの凄く高くて、欧米みたいに株や貯蓄など言った物からくる不労所得の比率が日本は非常に低いという指摘がありました。
- 日本の貯蓄率は、2.6%なんです。
- 今OECDの平均は4.8%です。
日本は経済大国でお金持ちで裕福でと言ったことは、世界と照らし合わせると、当てはまらなくなってきています。
もうひとつ、同じ高齢者と言っても裕福な高齢者と貧困の高齢者と二極化が起きています。
つまり格差がひどくなっていると言うことです。
貧困格差について
貯金で3000万円以上を持っている高齢者世帯は日本の全体の25%らしいです。
その一方で18%は貯蓄が450万円以下なのです。
450万以下ですと、おそらくリタイヤした後で80・90歳までいるわけですから、資金が続かないと思います。
今、日本人が直面している最大のリスクはマーケットリスクではありません。
老後への蓄えがなくて、自身はピンピンと健康で長生きするのに、資金が底をつく方がはるかにリスクです。怖いです。
ですので、なるべく早く貯蓄を始める事が重要です。
金融庁のはなしでは、大まかに言って2000万円の貯蓄が必要ですといった、いわゆる2000万問題です。
早くに始めれば間に合う可能性があります。
老後への蓄え方について
結論は複利+強制貯蓄の積み立てを組み合わせることです。
非常にパワフルなツールになります。
それをなるべく早く、若い時から行い、やめないことが重要です。
優先順位はこちらです。
- iDeCo
- 積み立てNISAです。
iDeCo・積み立てNISAの説明
ではiDeCoとは何かを説明します。
ザックリ言えば私的年金です。
個人が率先して行う確定拠出年金です。
その一方で積み立てNISAは非課税貯蓄制度です。
両者の違いはこちらです。
iDeCo
iDeCoには払い出し制限があります。
60歳になるまで、その資金に手を付けることは出来ません。
一見不親切な精度に見えますがそれは違います。
何故かというと年金もリタイヤするまで引き出せません。
iDeCoは私的年金で、老後のための蓄えです。
国の親心で老後のために引き出し制限をかけているという意味になります。
iDeCoに積み立てするとき、色々な税金面での優遇があります。
- 掛け金控除
- 所得控除
- 運用益には非課税
- 老後の受取時に公的年金等控除
iDeCoにはあらゆる税金面での優遇が組み込まれています。
なるべく財産形成・資産形成が出来るように設計されているのがiDeCoです。
非課税枠は個人によって違います。
年間14万円から80万円くらいだと思います。
自営業の人は払い込める上限金額が大きいと思います。
何故かというと自営業の人はセーフティーネットが少ないからです。
サラリーマンとかですと払い込み上限は小さいと思います。
積み立てNISA
積み立てNISAは年間の払い込みの上限は40万円です。
引き出しの制限はありません。
なので積み立てNISAの場合はシンプルに運用益が非課税である、と言った制度だと思ってください。
iDeCo・積み立てNISAでの推奨銘柄は
iDeCoと積み立てNISAのどちらか1つならiDeCoからがおすすです。
ではiDeCoや積み立てNISAの口座開設後に何を購入すれば良いか解説します。
- まず日本株はおすすめ出来ません。
何故かというと長期のパフォーマンスで日本株というのは劣後しているからです。
- 新興国株も長期のパフォーマンスで劣後しています。
- 1番長期でのトラックレコードが良いのは米国株です。
- もしくは世界をまるごと買う投資対象の商品です。
この2種類のうちどちらかが推奨とされております。
具体的なファンド名は使用する証券会社によって違います。
推奨銘柄はこちらです。
(あくまで参考です、自己責任でおこなってください)
楽天証券
- 楽天全米株式ファンド
アメリカのS&P500に投資するファンドです。
- 楽天全世界株式ファンド
世界中の株価インデックスに投資するファンドです。
マネックス証券・SBI証券
- eMAXIS Slim 米国株式ファンド
S&P500に連動するファンドです。
- eMAXIS Slim 全世界株式ファンド
推奨理由は
こちらのご紹介した銘柄は良心的な銘柄です。
何故かというと、こちらです。
- ファンドのスケールが大きいからです。
こける心配がほとんど無いからです。
- 費用比率が非常に低いからです。
ざっくり0.968%や0.114%くらいだからです。
ここまで聞いて投資初心者は難しく感じるかと思いますが心配ないです。
iDeCoなどの投資積み立てには高度なスキルはいりません。
先ほどご紹介した銘柄をマーケットがギクシャクしても売らずにいることです。
むこう20年間、それ以上積み立てしておく事です。
給料天引きなどで自動に貯蓄出来る体制をとることがコツになります。